中国のIT企業の成長
人材ビジネスを行っていると色々と雇用や労働に関わる法律を確認する事があります。IT系のビジネスで急成長を遂げている中国ではどんな働き方なのか気になりちょっと調べてみました。中国では996勤務が問題視されている一面があり、この996勤務とは長時間労働の問題で“朝9時~夜9時まで週6日”働く勤務体制のことを意味しています。中国労働法第36条では、「労働は1日8時間以内、週の平均労働時間が44時間を超えてはならない」と定められており、当然996勤務は違法ということになります。加えて、残業代が支払われないケースもあり反発や批判の声が多く挙がっているのが現実です。
日本でも超過時間勤務も多々あると思います。弊社ですか??無いとは言いません。弊社営業マンは夜遅くまで頑張っています。長時間労働しないと企業の急成長は無いと思いがちですが、今やる事、明日でいい事、今週中でいい事。色々ありますが、結局長時間労働は今やらなければならない事を『今』行った結果ではないかと。そして急成長に繋がったと考えています。この長時間労働は中国企業の皆さんの自らの行動なのか、それとも経営者の指示なのか。どちらでも戦後の日本と重なる部分があり、そして私たち日本との差が出るのも当然なのかとも思いました。
結局は経済の成長、企業の成長はスピード。そのために早く業務を行う=成長・・ ではないかと考えています。しかし長時間労働は現代の働き方に背いていると認識してます。だからこそ短時間での高いパフォーマンスが必要なのでは。
短時間で高いパフォーマンスを現実にする為に、私たち経営者は労働者の個性を把握し適材適所のポジションを準備する。簡単なようで難しいですが、個々が輝ける場所を追求していこうと考えています。
込山 伸哉