厚生労働省が現在給料のデジタル払いを検討しています。そのための企業アンケート180社のうち40％の企業が検討に入ると回答していました。弊社も人材派遣を行っているため、色々な形での競合他社との差別化に取り組んでいますが、今回の給料デジタル払いが実現すると採用できる人材が拡大するのではないかと考えています。ではなぜ厚生労働省は給与のデジタル払いを推進しようとしているのでしょうか。その理由として調べましたが下記の4点が挙げられると思います。

①「新たな生活様式」に対応した規制改革推進の一環としての位置づけ

② 外国人労働者の受け入れ拡充に向けた施策の一環

③ キャッシュレス決済の推進、およびフィンテックを活用した、金融サービス提供の拡大、国際競争力の強化

④ 厚生労働省の調査で、約4割の利用者(※)がデジタル払いを「検討する」と回答し、一定のニーズがあると判断　

　※厚生労働省「資金移動業者の口座への賃金支払について」より

これにより銀行口座を持たない従業員へ給与デジタル払いでの支給が可能になります。外国人労働者のような銀行口座開設へのハードルが高い従業員への給与支給方法として、デジタル払いという選択肢がでいます。弊社の派遣労働者の35％が外国人労働者となります。コロナ明けで人材不足に対応する為に弊社取引先でも活躍しています。ただ、給料の支払い条件等で雇用できない場合もあることが現状です。賛否はあると思いますが今回の厚生労働省の給料デジタル払いの検討はとても良いのではないかと思っています。

　政府はデジタル庁も新設し日本全体がデジタル化されるのは大賛成です。。。ITリテラシーの乏しい私ですがなんとかついて行けるように努力します。そんな私がSES事業をやってるんですからね。自分としては不思議です。

込山　伸哉