年収の壁
年末が近づくと人材派遣会社にとって、毎年のように注目が集まるのが「年収の壁」問題です。近年は弊社のパートで働く労働者の大半が外国人留学生の為、労働開始前から就業時間の制約を守り理解し就労するため、以前のような年収の壁に当たる事もなくなりました。以前は派遣スタッフが103万円、106万円、130万円といった年収ラインを意識して勤務時間を調整するため年末はシフト調整や契約更新に忙殺される事も多々ありました。今も一般派遣を営んでいる会社はこの調整があるのかな… 企業側としては人手不足が深刻化する中で、まして年末のイベントで人手が必要、更に優秀なスタッフが「年収の壁」を理由に働き控える状況。数年前は結構悩んでました。今はSESと外国人派遣がメインなのでその相談が労働者や企業から無いので私自身、少し『年収の壁』への意識も薄くなってきてます。
これらの問題を受け、国会では「年収の壁」の引き上げや制度の見直しが本格的に議論されています。特に社会保険加入の基準である106万円・130万円のラインについて、緩和や経過措置の導入が検討されており、企業にも助成金などの支援策が拡充される見込みです。これにより、派遣元も安定雇用を維持しやすくなり、派遣先企業も長期的な人材確保につながる可能性があります。ただし、最低賃金が上がっている状況で『年収の壁』が低ければ意味がない。今まで以上の労働時間を確保できない。国会での審議の内容を注視しながら、果たしてどこまで引き上げられるか注目しています。
またそれと同時にAIを活用した勤務管理や報酬シミュレーションが進んでおり、「壁」を意識せず最適な働き方を提示できる仕組みを整えようとする企業の変化も見られます。そんな中、法改正とAIの両輪で人材サービス会社は働き方は今、大きな転換期を迎えようとしてるのです。←私の意見ですが(笑) そんな訳で来年に向けてAIを学び、ビジネスに生かせて行ければと考えています。まずはその手始めとしてGUGA(一般社団法人生成AI活用普及協会)に加盟しました。AI学びます‼
込山 伸哉
